Pちゃんちゃんの小言

日々思うことについて、徒然なるままに綴っていきます。

会社の金を持ち出した社長が逃走!悲劇の経過を明かす #信じられない出来事⑯

Pちゃんです。

 

前回、Mが全国的に詐欺をしていたことを書きました。

今回はMがやっていた詐欺等について、もう少し詳しく書いてみたいと思います。

 

Mはもともと、某県の信用金庫で働いていました。

そこでは融資の担当をしていたそうです。その時に決算書の偽造の仕方など、詐欺の手口を学んでいきました。

僕には介護事業をするために独立したと言ってましたが、やはり嘘で、信用金庫で不正をして、クビ同然の扱いで退職

 

その後、

どうやって開業資金を集めたかは不明ですが、

居宅介護支援事業所、訪問介護事業所、デイサービスの3事業を立ち上げ。

数年後、居宅介護支援事業所は不正請求で閉鎖、デイサービスは売却。

しかも、デイサービスを売却した際、8500万の借金を買い手に押し付け、そのうちの3,000万を抜いて自分のものにしたそうです。

買い手さんは今も、毎月50~60万ずつ借金を払っていて、Mを殺したいほど憎んでいると言っていました。

 

この後、Mは放課後等デイサービスを始めます。

最終的に5~8か所で放課後等デイサービスを経営していたようです。

ここでの経営も杜撰でした

・自分の気に入った社員の給料は高くする

・それ以外の社員の給料は最低限にする

・会社の金を使って妻のクルマ(レクサス)を買う

・会社の金で遊びまくる

書類を偽造して融資を引っ張る

トータルで4億の融資を受けたが、1円も返さない

社会保険料の滞納6,000万

などなど、滅茶苦茶な経営をしていたんです。

 

しかも、この放課後等デイサービスの社員と共謀して、投資詐欺もしてました。

Mは放課後等デイサービスに出入りしていた外部の指導員さんに近づきました。指導員さんの両親に対して、「会社を上場するので、出資して欲しい。上場すれば、出資金が何倍にもなって返ってくる。」と言って、約5,000万をだまし取ったんです。

 

その後、Mはこの放課後等デイサービスを全て売却します。

これまで同様、負債を押し付けて、その一部の金を抜いて逃げようとしました。

しかし、その魂胆が相手方にバレてしまい、逆に法人から追放されました。

それでも、負債は押し付けていったそうです。

この買い手さんが最後にMをみたのは、Mを追放する書類にサインをさせようと呼び出しだ時だったらしく、Mはその際、「ハンコ忘れたので、家に取りに行って戻ります。」といい、二度と戻って来なかったそうです。

ほんと、クズ野郎。

 

追い出されたMを拾ったのが、ウチの会社の役員でもあった、Kという人物です。

どうやら、今回の一連の事件の黒幕はKのようです。

 

MはKの指示で、今回の一連の事件を主導していきました。

我々は、こいつらを許しません。

 

今回はここまで。

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会社の金を持ち出した社長が逃走!悲劇の経過を明かす #信じられない出来事⑮

Pちゃんです。

 

まだまだ続きます。

お付き合い下さい。

 

愛知県のとある場所でMの被害者で集まることにしました。

被害者の会です。

集まったのは、僕を含めて6人。

Mが作ったホールディングスに属さない方もいました。

そこで、情報共有したところ、衝撃の事実が発覚しました。

 

・Mは約10年くらい前から詐欺をしていた。

・経営していた居宅介護支援事業所で、不正請求をして行政処分された。

・経営していたデイサービスを売却した際に、相手方に8500万の借入金を押し付け、うち3000万を自分の懐に入れた。

・経営していた放課後等デイサービスを売却した際に、相手方に約4億円の借入金を押し付けた。社会保険料6,000万滞納して、これも押し付けた。しかも、借入金の多くが書類を偽造して、融資を引っ張っていた。Mの元妻の高級車も会社名義で買っていた。

・80代の高齢者に投資詐欺をして、約5,000万円をだまし取った。

・経営していたもうひとつのデイサービスを売却した際、相手方に4,000万の借入金を押し付けたうえに、会社名義で1,000万以上のポルシェをリースして乗っていた。

・ポルシェをリースする際、書類を偽造していた。

・Kという取締役もグルで、こいつが親玉。

 

などなど、とんでもない事実が出てきました。

Mは全国的な詐欺をしていたんです。

集まった被害者で情報を共有し、連携して警察に働きかけることにしました。

遠かったですが、行って良かったです。

 

今回はここまで。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会社の金を持ち出した社長が逃走!悲劇の経過を明かす #信じられない出来事⑭

Pちゃんです。

 

とうとう、会社を破産させることになってしまいました。

この原因は、全て前代表のMです

 

ここまで主に会社のピンチをどう切り抜けるかを書いてました。

実は並行して、Mの刑事責任を追及するため、動いていました。

そこで分かった、衝撃の事実について、これから書いていきたいと思います。

 

Mはウチ以外にも、6社の会社を経営していました。

どの会社も、ほぼ同時にウチと同じような状況になり、Mは逃げていきました。

 

僕はまず、警察に相談に行きました

会社の金を根こそぎ抜いてるので横領で捕まえて欲しいとお願いしました。

しかし、刑事の話では、ただお金を抜いてるだけでは、横領罪での逮捕は出来ない。抜いたお金が何に使われたのかまで証拠がないと難しいと言われました。

会社の書類(特に領収書関係)は全てMが持って行ったので、証拠が無かったんです。クレジットカードの明細書は取り寄せることができましたが、横領と証明できるものが少なくて・・・。

弁護士も警察と同様の見解で、ベテランの弁護士でも横領で刑事訴訟できたのは2件しかないと。

 

諦めたくはないので、他の被害者と協力して、とにかく情報収集をしました。

まず、銀行口座の中身をチェックしました。

・毎月、取締役のKに20万弱が流れている

明らかにキャバ嬢っぽい名前のヒトに約50万が流れている

Mの息子に56万が流れている(Mの息子は会社とは無関係)

ATMで金を抜きまくっている。

・Mの口座に多額のお金が流れている。

・縁もゆかりもない人にお金が流れている。

破産管財人と調査したら、会社の口座を通じて、約1億円が外部に流出してました。

 

クレジットカードの明細を取り寄せてチェックしたら、

毎月、六本木のキャバクラやクラブに何十万も使っている。

・ルイヴィトンで何十万もするカバンを買っている。

・その他にも、大阪や韓国で使われている。

等々、Mが遊びまくっていたことが分かりまし

 

クレジットカードに関しては、Mはずっと名義変更をせずに当時の代表だった母の名義にしていました。何度も滞納したので、母がブラックリストに入ってしまい、クレジットカードを作れない状態にされちゃいました。

 

他の被害者もウチと同じような状況でした。

そこで、一度、被害者同士で集まって情報を共有しようということになり、愛知県のある場所で集まることにしました。

そこで、Mの本当の正体が明らかになりました。

 

今回はここまで。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

会社の金を持ち出した社長が逃走!悲劇の経過を明かす #信じられない出来事⑬

Pちゃんです。

 

このネタ、かなり長編になってきました。

お付き合いいただきありがとうございます。

 

さて、老人ホームと事業売却で得た資金で、前代表Mの残した負債も返済しようとした矢先に・・・。

あまり詳しいことは書けないのですが、結局はMのせいで会社を破産させなければならない状況になってしまいました。

両親が約20年、続けてきた会社をまさかこんな形で破産させることになるなんて・・・。

 

破産の手続きは、ずっと相談していた弁護士にお願いしました。

僕がやったことは、

・会社の印鑑と通帳、現金、資産になるものを全て弁護士に預ける

・債権者リストを作る

・現金や資産、売掛金などのリストを作る

・直近2、3年分の決算書類を渡す

だいたい、これくらい。あとは弁護士に任せました。

1週間くらいすると、裁判所から破算申し立て開始の書類が届きました。

書類には債権者集会の日時と破産管財人の名前も書いてありました。

破産の手続きは、依頼した弁護士ではなく、裁判所が選んだ破産管財人という者(弁護士)に引き継がれるそうです。

その後、弁護士同席のもと、破産管財人と面談。

ネットの情報では、破産管財人には当たりはずれがあるとの情報があったので、緊張しましたが、とても良い感じの方で安心しました。

破産手続が開始されると、債権者からの連絡は破産管財人が窓口になり、僕には一切こなくなりました。

 

債権者集会は、裁判所で行われました。

指定された日時に、弁護士と破産管財人と一緒に裁判所に行きました。

一緒に法廷に入りましたが、債権者は誰もいませんでした。

出席者は、僕、弁護士、破産管財人、裁判官、裁判官の秘書みたいな人、だけ。

裁判官が到着すると、立ち上がり、礼をして、集会開始。

破産管財人から経緯の説明。弁護士からの補足説明。

僕は黙って聞いてるだけ。

裁判官と破産管財人が現状や今後のことを少し話し、次回の日程調整をして、終了。

時間は5~10分という、とても短いものでした。

大型の破産事件じゃなければ、こんな感じみたいです。

また債権者集会は1回じゃ終わらないそうです。

数か月後、また裁判所に行く予定です。

 

こんな感じ、破産手続きは淡々と進んでいます。

今回は、ここまで。

次回、Mについて驚愕の事実が明らかに

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会社の金を持ち出した社長が逃走!悲劇の経過を明かす #信じられない出来事⑫

Pちゃんです。

このネタ、まだまだ続きます。

 

代表権を取り戻し、母から500万を資金注入してもらいましたが、依然として大ピンチに変わりありません。

既に書きましたが、いつ差し押さえが来てもおかしくない状況でした。

弁護士と相談し、老人ホームと介護事業を売却して、借金を返済することにしました。

というか、これしか借金を返済する方法はありませんでした。

 

すぐに買い手を探しを始めました。差し押さえの件があるので、早急にみつけなければなりません。1億以上の金額が動くことになるので、買い手はそう簡単にみつからないと分かっていましたが、このミッションをやり遂げるしかありません。

 

使えるコネクションを全て使い、いろいろなところに声をかけました。

興味を持ってくれた会社は数社ありましたが、金額が金額だけに、難航しました。

そんな中、1社、買収を本気で考えたいと言ってくれた会社と巡りあいました。その会社は介護とは無関係の会社でした。

最初は老人ホームだけに興味があったようですが、新規事業として介護事業もやってみたいとの意向もあり、この会社と交渉をすることにしました。

交渉役はもちろん、僕です。

 

交渉には神経を使いました。なんせ、こっちの立場の方が圧倒的に弱いんですから。少しでも良い条件で売却したいのですが、それは相手も同じです。

我々の条件ばかりを強く言うと、相手が交渉から下りる可能性もあるので、慎重に進めました。折り合える点を探りながら、交渉を続けました。幸い、お会い手が好意的な感じで交渉してくれたので、助かりました。

 

細かい交渉期間などは省きますが、何とかお互いが折り合える妥協点で合意することが出来ました。我々の会社の資金も底をつくギリギリのタイミングで売却できました。

売却先に我々も含めた全社員を移動することもできました。

 

これで負債が全て完済できると思いましたが・・・。

 

今回はここまで。

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会社の金を持ち出した社長が逃走!悲劇の経過を明かす #信じられない出来事⑪

Pちゃんです。

地獄絵図の続きです。

 

会社の口座の残金300円で社長のMに逃げられ1億以上の借金や滞納した税金、Mが遊んだ金の支払いまで襲いかかってくるという状況になりました。

 

知人に紹介された弁護士に相談したところ、

・Mが持っている会社の株を取得する

・その上で、僕が会社の代表になる

これを早急にやりなさいと言われました。

 

この時点では、Mとはメールでなら何とか連絡が取れたので、もうひとりの役員であったKにも協力してもらい、会社の株を僕に早急に渡すように何度も催促しました。

Mも会社の株を離したがっていたようなので、素直に応じました。

司法書士にも協力してもらい、会社の株を取得し僕が代表になりました

約2週間の出来事でした。

弁護士曰く、これでやっとスタートラインに立てたと。

 

この間、給与の支払い、銀行の借入金の支払いなどがありましたが、母が500万を入れてくれて、何とかしのぐことができました。

それでも、Mが残した負債が残っており、色々なところから督促状が届きました。その都度、事情を説明して、一部を支払い、残りは待ってもらう等の対応をしました。

マジでいろいろな人に何度も謝りました。

ちなみにこの間、我々家族の給料はほぼゼロでした。

経済的にも結構、きつかったです。

 

正直、いつ差し押さえになってもおかしくない状況からか、この頃からストレスで頭がおかしくなりそうでした。

具体的には、

・何もしていないのに、心臓がバクバクする。

・気が緩むと、情けなくて悔しい気持ちになり、涙が出る。

・食欲不振 好きだった酒も飲む気がしない。

・休日は何もする気がおきない。

・最大で7kg瘦せる

・死んだら楽になると考えてしまう。

知人の精神保健福祉士の方では、鬱病の前触れだがら少し休んだ方がいいと言われましたが、休んでいる暇などない状況でしたので、通常業務をしながら、この事件の対応をしていました。

後から聞いたんですけど、母は僕が死ぬんじゃないかと心配していたそうです。

 

今思えば、母は強かったです。

二人で今後のことを話していた時、

僕「家も失うかもしれないね。」

母「命まで取られる訳じゃないでしょ。」

僕「俺がもっとしっかりしてれば、こんなことにはならなかったよ。ほんとに申し訳ない。」

母「あんた一生懸命頑張ったじゃない。何も謝ることないわよ。」

僕「これからどうしよう。」

母「なるようにしかならないでしょ。私、それなりに年金もらってるし、あんたくらい、しばらく養ってあげるわよ。その間に新しい仕事探せばいいじゃない。大丈夫だから。」

僕 「・・・。号泣 嗚咽」

母にここまで言わせてしまい、情けない気持ちや悔しい気持ち、母への感謝など、複雑な気持ちが入り混じって、僕は泣きました、号泣し、嗚咽。

今でもこのことを思いだすと、涙が出てきます。

 

代表が僕になっても、大ピンチに変わりはありません。

そこで、大きな決断をしました。

今回はここまで。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会社の金を持ち出した社長が逃走!悲劇の経過を明かす #信じられない出来事⑩

Pちゃんです。

 

このネタ、もう10回目になりました。

お付き合いいただきありがとうございます。

 

給料日の3日前(令和5年5月12日)、とうとうMが逃げました。

ある程度、想定していましたが・・・。

すぐにメインバンクに行き、Mが逃げたことを報告しました。

そこで、衝撃の事実を知りました。

 

僕「Mが飛びました・・・。」

銀行「やはり、前から怪しいと思ってたんです。」

僕「口座の残高を教えてください。」

銀行「300円です。」

僕「えっ・・・。」絶句

銀行「あと、連帯保証人なんですが、Mが手続きをずっとしてなくて・・・。」

僕「まさか・・・。」

銀行「変わってません。Pちゃんとご家族のままです。今月分の借入金の支払いが迫っています。」

僕「・・・。絶句、涙目。」

 

なんということでしょう。

1億円以上の借金の負担から逃れるためにM&Aをしたのに、Mが手続きをせず、連帯保証人は我々家族のままになっていました

しかも、預金残高は300円。

このままでは、自宅を含めた全財産が取られる可能性が出てきました

 

頭が真っ白になりました。

終わったな・・・本当にそう思いました。

自殺も頭によぎりました。

 

ただ、悪夢はこれで終わりませんでした。

 

その後、年金事務所から督促状が届きました。

なんと、MはM&A直後から社会保険料を一切支払わずに滞納していたことが判明しました。

その額、延滞金を含め、なんと約680万円

これに加えて、市県民税も滞納し、約300万円

合わせて1,000万円を滞納していました。

その他にも、キャバクラ代60万、東麻布に勝手にマンション借りて家賃滞納72万等々、Mが残していった負債が次から次へと襲いかかってきました。

 

弁護士と相談し、今後の対応を検討したところ、この時点では会社はMのものだったので、

①Mが持ってる会社の株を僕が取得する

②僕が会社の代表になる

を 早急に実行することにしました。

 

今回は、ここまで。

ありがとうございました。