Pちゃんです。
今回は介護ネタです。
既に新聞やテレビなどのメディアで、介護に関する問題を目にすることは増えていると思います。
今回は、介護の世界で働いている僕がふだん感じていることについて書いてみたいと思います。
①ヘルパーが高齢化している
ウチの会社は訪問介護事業所をやっています。一番の問題はヘルパーの高齢化です。
そもそも募集しても、なかなか応募が来ない。特に若いヒトは全く来ません。
そのため、必然的にヘルパーは中高年のヒトが多いです。
というか、中高年のヒトしかいません(笑) 70歳を過ぎたヘルパーもいます。
もう老老介護です(笑)
他社では、80歳を過ぎたヘルパーがいると聞いたことがあります。
実際、介護するヒトの年齢が介護されるヒトより上回るケースがあります。
これからは、老老介護が当たり前になってくるんじゃないかと思ってます。
「非正規介護職員ヨボヨボ日記」という本が20万部も売れているそうですが、既に老老介護の時代に突入しているのかもしれませんね。
②人手不足で外国人にも頼れない
既にいろんなメディアで報じられていますが、介護職は慢性的な人手不足です。
どこの会社も、人手不足で悩んでいます。
以前、indeedのヒトに言われたんですが、介護職はそもそも人気が無いし、たいてい資格が必要なので、ハードルも高い。なので、募集しても応募が少ないそうです。
最近、外国人介護人材とか言って、東南アジアあたりから外国のヒトに介護職員になってもらおうという動きがあります。
僕の個人的な考えでは、これも無理がある気がします。
僕が外国のヒトだったら、どうせ海外で働くなら、日本ではなく、アメリカやカナダ、香港あたりを狙います。
仕事も介護じゃなくて、IT関係にすると思います。
だって、その方が語学力も身に付くし、高給だからです。
わざわざ、低賃金の日本に行く理由が見当たりません。
なので、人手不足だからと言って、外国人に頼れないし、そもそも日本に来てくれるとは思えません。
今後は人手不足に拍車がかかるでしょうねぇ。
③ヘルパーに嫌われるヒトは、もはや生きていけない
利用者の中には、わがままを言ったり、悪態をついたり、悪口を言ったりするなど、数は多くはないですが、一定数の問題児がいます。
こういうヒトは、介護保険で出来ないことをさせようとしたり、決められた時間を守らずに延長して、ヘルパーをこき使おうとする傾向にあります。
そのため、ほぼ間違いなく、事業所と揉めます。ヘルパーからも嫌われます。
揉めた結果、事業所が変更になります。
事業所が変更になっても、同じことを繰り返すので、また事業所が変わります。
そうやって、事業所を変更し続けるという無限ループになります。
こうなると、自然と引き受けてくれる事業所が少なくなっていきます。だって、焼畑農業やってるようなものですからね。
しかも、ブラックリストに登録されるので、引き受けてくれる事業所がほとんどない状態になります。
自分で選択肢を減らしてますからね。
④介護認定が厳しくなっている
ケアマネジャーの仕事をしている都合上、介護認定の手続きや調査の立会いを依頼されることが多いです。最近、特に感じているのが、要介護認定が厳しくなってきたことです。
なかなか要介護1以上の認定が下りない印象があります。明らかにヨボヨボでも、要介護ではなく、その下の要支援になるケースが多い印象があります。
要介護のヒトをたくさん生み出すと、社会保障費の膨張に繋がるしねえ。
市町村はそれに制限をかけたいんでしょうねえ。
ここまで書いてみると、介護の世界に未来はない気がする・・・。
年は取りたくないスねえ
ありがとうございました。