Pちゃんちゃんの小言

日々思うことについて、徒然なるままに綴っていきます。

M&Aで会社を売却(体験記)③

Pちゃんです。

 

M&Aのお話の続きです。

 

ウチにとって、最も良い条件を提示してくれた方が現れました。

まずは1度、面談をしてみることにしました。

 

担当者によると、最初の面談は

①それなりに高そうなホテルにある喫茶店で面談をすることが多い。

②出来れば、個室のある喫茶店が望ましい。

③必要に応じて、その後の面談も可能。

ということでした。

 

コロナの感染者が増えていたことを考慮して、結局はZOOMでの面談になりました。

買い手の社長さんは、40代後半の方で既に介護福祉系の会社をいくつも経営している方でした。

東北にも展開しようと考えていたようで、今回、ウチの会社に興味を持ったそうです。

買収にあたって、

・従業員の待遇は維持、若しくは売上に応じて給料は上げる

・僕の給料も上げてくれる(ちなみに上げるのは次回の決算後、役員報酬の関係で)

・運営はこれまで通りに続けてもらう。

・これから、東北でも事業を拡大するので、僕にも一緒に東北を回って欲しい。

・父と母は退任の方向だが、ずっと働いてもらっても構わない

・借金も引継ぐ。

という、願ったりの条件を出してくれました。

 

面談後、この方に売却をすることにしました。

その後の動きは、

①この方に独占交渉権を付与する

②母と僕が持って会社の株式の譲渡契約書を作る

③譲渡契約書の内容を弁護士にチェックしてもらう。(リーガルチェック)

④メインバンクにM&Aの件を連絡し、一応、許可をもらう。

⑤M&Aの日付を決める

⑥契約

という、流れになりました。

銀行の通帳の名義替えや登記の変更などもあるため、契約はメインバンクの会議室を用意してもらい、司法書士にも来てもらいました。

株式譲渡契約なので、母と僕には多少の譲渡金を頂くことが出来ました。

(仲介手数料を引いた金額が手元に残りました。)

 

M&A後も、代表権のない取締役として、そのまま勤務しています。

父は半分くらい隠居生活に入りました。

母の後任がなかなか見つからないため、母は変わらずに働いてます。

早く引退したいと嘆いていますが、借金の重圧からは解放され、積極的に人を採用して、事務員さんとかも採用できたので、仕事は楽になっている様子です。

 

僕も約束通り、決算後に、思った以上に給料を上げて頂きました。

M&Aから1年経ちますが、新しい体制に完全に移行するにはまだ時間がかかりそうです。

新しい社長の話では、完全に新体制に移行するには2年くらいかかるそうです。

僕はもっと頑張らなきゃいけないですね。

 

今回はここまで。

ありがとうございました。