Pちゃんちゃんの小言

日々思うことについて、徒然なるままに綴っていきます。

言語聴覚士 2年目について

Pちゃんです。

 

今回は、前回に引き続き、僕の言語聴覚士(ST)2年目について書いていきます。

 

非常に緊張感のある職場環境で、なんとか1年が経過し、少しずつ仕事にも慣れてきました。

2年目に突入する直前に、最も頼りにしていた5年目の先輩が辞め、代わりに新人が投入されました。ただでさえ経験年数の浅い未熟な集団とみなされていたのに、更に頼りない集団と化し、我々STはより一層、肩身の狭い集団へと変化していきました。

 

1年目→2年目で変わった点

・病院長の指示で嚥下回診がスタートし、そのスタッフになった。

・初めて学会発表をした。

・他の部署のスタッフ(栄養科や歯科)と少し仲良くなった。

・看護助手のおばちゃんとメッチャ仲良くなった。

遠距離恋愛の彼女と別れた。

 

嚥下回診は、今でいうミールラウンド&カンファレンスのようなもので、嚥下障害のある患者さんをリハ医やP理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、歯科衛生士たちと診て回って、リハビリの内容や方向性の確認をしていました。当時は診療報酬を算定出来なかったので、当然、ただ働き。リハビリテーション科の売上にならないので、部長からはあまり良い顔をされませんでした。今は算定できるようになったみたいで、こういう取組が評価されているんですね。

 

僕は当初、失語症などの高次脳機能障害の臨床を中心に仕事をしたいと考えていました。しかし嚥下障害のリハビリが多く、上記のように関わる時間も多いため、自然と嚥下障害に傾倒していくことになりました。

 

2年目の終わり頃、小さな学会ですが、発表する機会を頂きました。

発表内容は嚥下障害のリハビリテーションだったと思います。

これが僕の転機になった気がします。

 

当時の部長からは、

「論文なり、学会発表なり、資格取得なり、具体的に目に見える成果を出さないと成長しているとは言えない。経験年数だけ重ねても意味ないよ。」と言われました。

この言葉は今も僕の心に突き刺さっています。

学会発表をするには、その準備ためにいろいろと勉強するので、学んだことを実践に活かすことが出来て、良い意味で臨床も変わりました。

また周りの人たちの僕に対する評価も変わってきたことを実感しました。

少しずつ仕事にやりがい、面白みが出てきた気がします。

ここから、毎年、目に見える成果を出していこうと意識するようになりました。

 

仕事は少しずつ充実してきたものの、恋愛面では全く上手くいきませんでした・・・。

当時、遠距離恋愛をしている彼女がいました。

優しい方で、「どんなに遠くても、私が会いに行く。」と言ってくれて、その通りに、向こうから、僕のところに月1回くらい来てくれました。

当時は、

遠いところから、彼女が僕のもとに会いに来てくれる。

             ⇓

       僕は彼女のもとには行かない。

             ⇓

 それでも、遠いところから彼女が僕のもとに会いに来てくれる。

             ⇓

     それでも、僕は彼女のもとには行かない

             ⇓

 彼女、なぜ僕が自分のところに来ないのか疑問を感じ始める。

              ⇓

     それでも、僕は彼女のもとには行かない

              ⇓

     彼女、そろそろ疑問から怒りを感じ始める

              ⇓

      それでも、僕は彼女のもとには行かない

              ⇓

        彼女、堪忍袋の緒が切れる。

              ⇓

       僕、やっと彼女のもとに会いに行く

              ⇓

      彼女、もう僕への気持ちが冷めている

              ⇓

           僕、ふられる

 

という流れで、ふられました。当たり前ですよね、僕は最低な奴でした。

彼女に甘えていたんです。

ここからは、仕事中心に生きてきた気がします。

と言えば、カッコイイかもしれませんが、要するにモテなかったんです。

 

こんな感じで、2年目が過ぎていきました。

ありがとうございました。