Pちゃんちゃんの小言

日々思うことについて、徒然なるままに綴っていきます。

老人ホーム紹介ビジネスをやってみたが、1年もたずに廃業しちゃった

Pちゃんです。

 

最近は老人ホームがどんどん出来て、その数も増えています。

ホームの数が増え、入居者の奪い合いが起きていて、入居者の獲得に苦戦している会社もあります。

自社で営業をしたくても、入居者のケアで精一杯なのと、人手不足で、なかなか営業に出ていけない。

 

そんな入居者集めに苦労している老人ホームに、入居者を紹介してくれる会社があります。その名の通り、老人ホーム紹介会社です。

老人ホームに入りたいヒトと入居者を募集している老人ホームをマッチングさせるビジネスですね。しかも、相談者からはお金をもらわず、無料で対応してもらえる。

 

じゃあ、老人ホーム紹介会社はどうやって儲けてるの?

老人ホームからお金を貰うんです。

紹介料は、1人につき、だいたい30万円程度。今は少しずつ下がっているようですね。

集客に困っているところでは、50万円~80万円も出してくれるそうです。

 

入居者集めに困っている老人ホームは、積極的に利用しているみたいです。

しかし相談者の希望よりも、紹介料をたくさんもらえる老人ホームに誘導する業者がいて、トラブルに発展する場合があるそうです。

 最近は、このような老人ホーム紹介会社の悪評を耳にすることが多くなった気がします。そのため、紹介会社に頼らず、自社で入居者集めをする老人ホームが増えつつあると感じてます。

 

老人ホーム紹介業は、営業マンと電話とパソコン、クルマがあれば、誰でも開業できるので、初期投資があまりかからず、ビジネスとしては魅力的です。

しかも資格も不要です。

お手軽に始められるので、僕が住んでいる地域でも、紹介会社がかなり増えました。

しかし増えた分、競争が激化し、潰れる会社も多いです。

首都圏なんかも、かなり競争が激しいみたいですね。

 

前置きが長くなりました。

僕の会社でも老人ホーム紹介ビジネスを始めてみましたが、1年もたずに廃業しました。

このビジネスの経験者を1人雇って、会社の余っている携帯電話とパソコン、クルマを活用したので、初期投資はあまりかかっていません。

かかったのは、人件費とパンフレット代くらいかな。

 

では、なぜ廃業しちゃったのか?

原因は、ひとりの社員に任せっきりで、そいつが影でいろんな悪事を働き、開業依頼、ずっと赤字だったことです。

要するに、社員が闇営業に手を染め、会社よりも自分の利益を優先してたんです。

 

それだけでなく、紹介料を払ってくれる老人ホームが少なくなっていた点と、紹介料の相場が下がっていた点が原因だと思います。

 

既に書いたように、紹介会社への風当たりが強くなったことも影響していると思います。紹介料が取れず、ただ働きになったことが多々ありました。

競合他社も多く、相談件数も伸びませんでした。

 

老人ホーム紹介ビジネスは、初期投資が安くて、利益率が高く、美味しいビジネスですよって感じで、セミナーを開いているコンサルタントがいるようです。

現実はそんなに甘くないですよ。

同じような時期に始めた同業他社も、結構、潰れてます。

 

あと、営業マンが独立するパターンもあるようですね。

このビジネスは、自分の売上が分かりやすいので、稼げる営業マンはノウハウを吸収して独立しちゃうみたいです。

 

ビジネスの参考になれば幸いです。

ありがとうございました。