Pちゃんちゃんの小言

日々思うことについて、徒然なるままに綴っていきます。

会社の金を持ち出した社長が逃走!悲劇の経過を明かす #信じられない出来事⑨

Pちゃんです。

M&Aネタの続きです。

まだまだ続きますので、宜しくお願い致します。

 

前回、Yさんという方の通報により、一気に緊張感が増した展開になりました。

給料日が近づいていること、そして、会社の現金が少なくなっていることもあり、毎日のようにMにラインをしました。

しかし、Mからは「少し待ってください。」とか「今日、明日には手続きします。」とか、既読スルーで、全然、進展がありませんでした。

 

こっちとしては、最低でも給料は払ってもらわないと困るので、ずっとラインを続けていたところ、Mから長文の手紙がメールで送られてきました

その内容は、

「昨年から今年にかけて、6社のM&Aをした。その中の東京と栃木の会社でトラブルになった。契約の解除が出来ず、詐欺被害の相談もしている。この2つの法人は元々業績不振で、資金繰りがうまくいかないので、閉めようと思っている。債務は自分が被る覚悟で動いている。個人資産は差し押さえられた。精神的にも限界で、どうしたらいいかわからない。もう身を引こうと思う。」

という、自分勝手なことを書いていました。のちに分かったことですが、東京と栃木の話は嘘だったみたいです。

こんな事を言われても、我々には何の関係もないことです。

そんなのかんけーねって感じですよ。おっぱっぴーまで付けてやるよって感じですよ。

 

その後も毎日、Mにラインを送り続けましたが、ほぼ既読スルーでした。

そして、とうとう給料日の3日前(令和5年5月12日)に、Mは我々に一方的に辞任届を送ってきました

そして、ここから、本当に地獄のような日々が始まりました。

 

今回はここまで。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会社の金を持ち出した社長が逃走!悲劇の経過を明かす #信じられない出来事⑧

Pちゃんです。

M&Aネタの続きです。

 

もうマジでヤバい状況が続いていた4月の末頃、一本の電話がありました。

僕が不在時に、女性の声で「前の代表者の方はいらっしゃいますか?もしいらっしゃれば、お話がしたい。いなければ、私の電話番号を教えますので、お伝え下さい」と電話があったそうです。

早速、電話しました。

僕「もしもし、お電話いただいたPちゃんです。」

女性「初めまして。私はYと申します。突然、すみません。私は愛知県で介護事業をしている者ですが、そちらの代表って、Mですよね?何か大変なことになってませんか?。」

と言われました。

 

愛知県の介護事業所って言われ、僕はピーンときました。

Mが作ったホールディングス会社のHPに愛知県のデイサービスと居宅介護支援事業所をやっている会社があったので、この会社のヒトだろうと思い、

 

僕「もしかして、愛知県のS社の方ですよね?おっしゃる通り、今、大変なことになってます。どうしてウチが大変だって分かったんですか?。」

Y「ウチも大変なことになってます。Mは詐欺師ですよ。三重の事業所は裁判になってます。すぐに弁護士に相談してください。急がないと大変なことになりますよ。私はもう弁護士に相談してます。」

という、衝撃の事実を教えてもらいました。

なんでも、この女性YさんもMに会社を譲り渡したところ、税金や業者への支払いを滞納しまくり、会社のクレジットカードで六本木のキャバクラ等で毎月数十万も使っていたそうです。ウチと全く同じ手口だったことが判明。

しかも譲渡契約で1,000万円を支払う約束だったにもかかわらず、ごく一部しか払われてないそうで、民事訴訟を検討しているそうでした。

三重県の事業所では既に裁判が始まっており、Mが譲渡契約で元オーナーに3,000万円を支払う約束をしたにもかかわらず、一銭も払われず、裁判をしたそうです。この時すでに第一回目の公判が終わったと説明されました。

 

Yさんの告発で、一気に緊張感が高まりました。

心配なのが、翌月の給料のことでした。Yさんからは、多分、払わないと思うと忠告を受けました。

この日以降、僕は給料だけは支払うこと、取り急ぎ現金10万を送金することを毎日のようにMにラインしました。

 

今回はここまで。

次回も怒涛の展開となります。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

会社の金を持ち出した社長が逃走!悲劇の経過を明かす #信じられない出来事⑦

Pちゃんです。

 

M&Aネタの続きです。

今回から本格的に地獄編に突入です。

 

令和5年1月を過ぎると、ほぼ全ての引き落としが出来ない状態となりました。

水道光熱費や各種の保守点検料、食材費に至るまで、毎日のように請求の電話がきました。そのなかには、クレジットカードの請求もあり、数十万にものぼるキャバクラ代もありました。

給料だけはちゃんと払っていましたがとうとう3月の給料が遅れました

インターネットバンキングをしているパソコンが壊れたとか言ってましたが、多分、噓です。5日くらい遅れはしたものの、全額振込されました。

 

そうこうしているうちに、突然、税務署の職員が会社に来ました。

なんと、M&Aをした直後から、市県民税や固定資産税、源泉所得税を一切、払ってないことが判明しました。

速攻でMにラインで連絡をして、すぐに対応するように指示しました。

Mはすぐにやりますと言ってきたものの、結局、そのままにしてました。

 

もうこうなってくると、Mに対する信用はゼロになりました。

いろんな方々(弁護士も含む)に相談しました。その内容をまとめると、

・いつMが飛んでもおかしくない。

・会社の通帳と印鑑をMに握られているので、下手なことは出来ない

・Mが飛ばないように慎重に動くこと

・Mと連絡が取れなくなったら、本当にヤバいので、コミュニケーションは慎重に

というものでした。

一番きつかったのは、財布を握られていることでしたね。

この時期、手元に現金がなくて、運営資金にも困っている状況でした。

取引先の支払いが大変で、会社にある現金をかき集めて、何とか支払ってました。

Mには何度も現金を送るように催促しましたが、「待って下さい。」と言って、全然、送らず。運営資金もギリギリの状態が続きました。

 

4月に入っても、状況は変わらず。

土地の売買代金も、貸したお金も催促しても、スルーされ、困っていました。

そんなある日、会社に知らない番号から電話がありました。

この電話から、怒涛の展開が始まるとは・・・。

今回はここまで。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会社の金を持ち出した社長が逃走!悲劇の経過を明かす #信じられない出来事⑥

Pちゃんです。

 

M&Aネタの続きです。

 

その後も、Mによる放漫経営が続きました。

 

まず、土地の売買についてですが、期限の12月31日になっても、お金は支払われませんでした。仲介に入っている不動産屋からの指示もあり、翌年の3月31日まで延長する手続きをせざるを得ませんでした。

その後、Mに土地の売買について話をしても、「いずれは払う。」という回答しかありませんでした。

 

給料だけはちゃんと払っていましたが、このあたりから、

・通帳の残高が少なく、少額の引き落としもできない

・相変わらず六本木のキャバクラなどで豪遊して、法人のクレジットカードで支払う。

・口座が残高不足でクレジットカードの引き落としが出来ず、カード会社から頻繫に連絡がくる

ということが目立ってきました。

 

そんなある日、会社に家賃保証会社の文書が届きました。

どうやらMは、うちの会社名義で名古屋市内の事務所を借りてました。連帯保証人がいないので、家賃保証会社と契約したようでした。

Mに直接聞いても、どうせはぐらかされるので、いろいろと調べてみると、別会社を作って、その事務所に法人登記をしてました。しかも、その事務所はうちの会社名義で借りてる。いつの間にか、その会社のホームページまで作っており、中身をチェックすると、うちを含めて7つの介護・福祉関係の法人が載ってました。

どうやらMは、M&Aを繰り返し、7つの法人を買収して、それを束ねるホールディングス会社を作っていました。

法人買収する金あったら、土地の売買代金払えって話なんですけどね。

 

このような状況で、令和5年1月に突入していきました。

ここから、まさに地獄のような日々が始まりました。

続きは次回。

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会社の金を持ち出した社長が逃走!悲劇の経過を明かす #信じられない出来事⑤

Pちゃんです。

 

M&Aネタの続きです。

 

Mが代表取締役になってから、

・クレジットカードの使い込み

・業者への支払いを滞納

が目立つようになりました。

その都度、連絡をすれば対応したのと、給料は遅れることなく払っていたので、あまり問題にはしませんでした。

 

そして、延期になっていた土地の売買の期日も迫ってきました。既に売買契約は終わっており、あとはお金をもらうだけの状態でした。

そんな時、突然、何の連絡もなく、Mが名古屋から会社に現れました。

Mは「土地の売買代金の支払いを来年の3月末まで延期して欲しい。Kから5,000万借りる予定だったが、Kの都合で延期になった。その影響で資金調達が遅れた。」と言ってきました。

この時は、Mを信用していたのと、会社の印鑑と通帳を握られていたので、従うしかなかったので、すんなりとOKしてしまいました。

 

その数か月後、またMが名古屋から突然、現れました。

今度は、金を貸してほしい・・・。

理由を尋ねると、

滋賀県でデイサービスをやっている会社を買った。しかし、騙された。購入後に会社の通帳を確認したら、ほとんど金が残ってなかった。今回の買収を白紙にする手続きをして、お金を返してもらうことにするが、現状、運転資金が足りないので、200万を貸してください。お力をお貸しください。」と言ってきました。

会社の運転資金が無いと言われれば、貸すしかない状況だし、一応、元オーナーという立場からも従業員を守り、事業を継続しなきゃいけないので、母と僕で200万を貸すことにしました。

そもそも、他の会社を買う金があったら、土地の売買代金を払えって言いたかったんですけどね。

借用書には1か月以内に返すとありましたが、結局は返ってきませんでした。

 

これからMによる悪行三昧がもっともっと続きます。

今回はここまで。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

会社の金を持ち出した社長が逃走!悲劇の経過を明かす #信じられない出来事④

Pちゃんです。

 

M&Aネタの続きです。

 

M&A後、Mから、今まで通りにしてくださいという指示があり、これまでと同じように会社の運営を続けていました。

Mは毎月一回、名古屋から会社に来ました。

その際に、請求書などを渡して、支払いをお願いしてました。

 

約1ヶ月ほどが過ぎた頃、

クレジットカードの利用明細書が会社に届きました。

明細書を確認すると、数十万もの請求がきてました。

しかも、使った店は六本木のキャバクラ。びっくりしました。

すぐにMに電話で確認すると、「子供がモデルやってて、芸能事務所の関係者の接待で使った。あとで自分のお金で払うから心配しないで。」言われました。自分の金で払うと言われたら、それ以上のことは言えませんでした。

しかし、法人カードとは言え、カードの名義が当時の代表者であった母の名前だったので、すぐに変更手続きをするように指示しました。

(結局、名義変更は最後までやらなかった。その理由も後から分かりましたが、この時点では知る由もありませんでした)

その後も、Mは法人カードを使いまくり、六本木のキャバクラだけでなく、海外旅行やブランド品等にも使っていました。

 

常日頃から、「お金はありますので大丈夫です。」と言ってたし、給料だけはちゃんと払っていたので、あまり咎めることはしませんでした。

 

しかし、これはほんの序章に過ぎませんでした。

これから、Mの悪行三昧が始まったのです。

 

今回はここまで。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会社の金を持ち出した社長が逃走!悲劇の経過を明かす #信じられない出来事③

Pちゃんです。

 

M&A 詐欺の続きです。

 

とうとう令和3年9月28日の契約日を迎えました。

場所はメインバンクの会議室を借りました。

待ち合わせの時間に行くと、

・今回のM&Aの担当者

・M

・Mが連れてきたKという男

・不動産屋

司法書士

がいました。

Kという男以外は既に面識がありました。

Kとは初めて会いました。

Kは、

名古屋市の医療法人の理事をしている

・M&A後、うちの会社の取締役になる

と説明を受けました。

 

時間はかかりましたが、契約を締結し、会社を譲り渡しました。

株式譲渡金と父と母の貸付金は約束通りに振込されました。

土地に関しては、不動産屋の担当者が仲介して、契約だけ締結し、決済は12月31日という覚書をしました。

登記関係は司法書士に依頼しました。

銀行口座や会社の実印、法人クレジットカードの引き渡しをして、終了。

 

その後、会社に移動して、従業員説明会をしました。

もちろん、Mも参加しました。Kは説明会には参加せずに帰ってました。

Mは従業員の前で、「介護職の方は待遇が悪い。現場で頑張っておられる皆様の待遇を良くしたい。そのために頑張ります。」と言ってました。

説明会終了後、用事があると言って、Mはすぐに名古屋に帰りました。

 

まさか1年半後に、とんでもないことになるとは、この時は想像もしませんでした。

次回、これから私たち、会社がどうなっていったのかを書いていきたいと思います。

今回はここまで。

ありがとうございました。