Pちゃんちゃんの小言

日々思うことについて、徒然なるままに綴っていきます。

言語聴覚士の学校(講義内容を中心に)

 

Pちゃんです。

 

今回は、僕が入学した言語聴覚士の学校について、書いていきたいと思います。

これから、言語聴覚士の学校に進学しようか迷っているヒトの参考になれば幸いです。

 

僕が入学した学校(養成校というらしい)は、大学卒業者を対象にした2年課程の学校でした。通常は大学や専門学校で、それぞれ4年、3年の期間で修了するものみたいですが、2年間に短縮された学校でした。

 

他の学校の講義内容やスケジュールを知らないので、単純に比較は出来かねますが、それなりにタイトなスケジュールだった気がします。

感覚的には1年半くらいで、全ての講義や実習を終え、あとは国家試験対策に充てていたと思います。

 

2年課程のタイトなスケジュールのせいか、入学してわずか数日で解剖実習があったのには、ちょっとひきました・・・。

ぶっちゃけ何も教わってないのに、近隣の医学部附属病院の解剖室に連れて行かれ、たくさんのご献体をみた時は、衝撃を受けました。

医学部の学生の講義後に、我々が解剖室に入室したのですが、既に解剖されている状態で、臓器なども剝き出しの状態をいきなり見せつけられる感じでした。

泣き出す女の子もいましたね。当然だと思います。

余談ですが、当時、伺った話では、亡くなった後に献体を希望される方が増えていると。理由は火葬費用や供養に関する費用も大学が負担してくれるからだと。身寄りの無い方は希望される傾向にあると伺ったのを覚えています。

この話も、結構、衝撃でした。

 

入学してくる学生については、社会人を経験した者、一般の大学卒業→入学した者が大半でした。割合的には3:7くらいでしょうか。男女比は2:8くらい。

 

講義内容に関しては、

解剖学や神経学、生理学などの基礎系の講義

音響学や言語学、心理学、手話もあったな。

専門分野では嚥下障害や構音障害、失語症などの高次脳機能障害の講義もありました。

社会福祉制度の講義もあった気が・・・。

心電図の見方とか、MRIやCTの読影、生化学検査の見方とかの講義は全くなかったので、病院に勤めた後は、かなり苦労しました。

 

講義形式はパワーポイントのスライドを見ながら、先生の話を聞く、大学などでも一般的な形式。

僕は文学部出身のバリバリの文系だったので、苦戦するかと思ったのですが、今まで勉強したことない分野だったので、意外と面白かったです。

(もちろん、速攻爆睡する講義もありましたが)

難易度は、そんなに高くないと思います。

予習は不要。ちゃんと復習すれば問題ないレベルですね。

 

講師は、失語症や嚥下障害など言語聴覚士に特化した内容であれば、内部の先生が行いました。

それ以外の神経学やら生理学やら、特に基礎系の講義は、外部の講師を呼んでました。

近隣の大学の研究室の助手がバイトで来てました。なので、クオリティーには差がある気がします。

 

1日のタイムスケジュールは

8:45~ホームルーム

9:00~講義 1コマ90分を2コマ

昼休み

13:00~講義

16:00頃に終業 という流れ。

 

夏休みと冬休みは1週間くらいありました。

1年の冬と2年の春~夏にかけて臨床実習があります。

臨床実習については、次回、書きたいと思います。

 

ありがとうございました。