Pちゃんです。
実は、数ヶ月前にクラウドファンディングに挑戦して、あっけなく討ち死にしちゃいました。その経過を書きたいと思います。
クラウドファンディングにチャレンジしたい方、僕のように討ち死にしないでください。そのために、僕の失敗談を書かせて頂きます。
・なぜ、クラウドファンディングに挑戦したのか?
僕はアプリを作りたくて、その開発費用を捻出するために、クラウドファンディングを選択しました。
どんなアプリかというと、ゴミを集積所に持って行けないヒトとゴミを持って行ってくれるヒトをマッチングするアプリです。
・背景
仕事の都合上、高齢者の困りごとを耳にすることが多く、その中で最も多いのが、ゴミ出しだったんです。
理由は、足腰が弱くなっているので、ゴミ袋を集積所まで持って行けない。
しかも、一人暮らしなので頼めるヒトがいない。
ヘルパーにお願いしようにも、ゴミ出しのための短時間(下手すると数分)の利用って、意外と厳しい。また、ゴミ出しの時間って、たいてい朝だと思いますが、この時間帯って、ヘルパー争奪戦の時間帯なので、そもそもヘルパーを確保出来ない。
そのため、僕の周りでは、近所の優しいヒトが持って行ってくれたり、ゴミ出しの前日に回収してくれたりと、協力的なヒトがいて助かります。
こんな交流が広がれば、ゴミ出しの問題が解決するのになあと思ってました。
そんな時に、ふと閃いたんです。
ウーバーみたいなアプリを作れないかと。
ゴミ出しを頼みたいヒトとゴミを出してくれるヒトを、ウーバーみたいなシステムでマッチングするアプリを作れないかと。つまり、ゴミ出し版ウーバー。
勿論、数百円くらいの報酬を支払うシステムにすれば、小学生や中高校生のお小遣い稼ぎにもなるし、高齢者と若者の接点にもなって、社会的にも良いのではないかと。
でも、自分ではアプリを作れないし、外注するしかないけど、お金がかかる。
そもそも、お金がない。
そこでクラウドファンディングで集められるのではないか?と考えました。
・クラウドファンディングに挑戦
まずはクラウドファンディングをサポートしてくれるサイト(運営会社)を、ネットで調べました。サイトによって、得手不得手があるようですね。
クラウドファンディングに詳しいヒトの話も参考にして、社会貢献や福祉系に得意そうなサイトを探すと、READYFOR(レディーフォー)というサイトが良さそうだと思い、相談することにしました。
・最初は乗り気
サイトの問い合わせフォームから、必要事項やアプリ制作のための資金調達であることを書き込み、送信しました。
すると、その日のうちに、レディーフォーの担当者から電話が入りました。
担当者 「お問い合わせありがとうございます。」
僕 「どうも。」
担当者「問い合わせの内容を確認しました。これ、良いと思います。是非、クラウドファンディングをやってみませんか?」
僕 「本当ですか?」
担当者 「ただし、具体的な費用の見積もりなどは、ご自分でやって頂く必要があります。SNSでの宣伝や広報活動も、ご自分でやって頂くことになります。」
僕 「分かりました。業者を探して、見積もりを取ってみます。」
担当者 「宜しくお願い致します。あとは、電話での面談をしますので、サイトにアクセスしてくださいね。」
僕 「分かりました。これから業者とかを探すので、少し時間をください。」
こんな感じのやり取りで、意外と担当者が乗り気でした。
その後も、担当者が代わる代わる、電話をかけてきて、進捗状況を確認してきました。
電話のたびに、「見積まだですか?」「社会的にも意義がありますよ。」「多分、お金は集まると思いますよ。」みたいな感じのことを言われたので、僕も乗り気になってきました。
そこで、知り合いにアプリを作ってくれる業者を紹介して頂き、見積もりをもらいました。見積金額は、なんと・・・525万円!!少なく見積っても300万円はかかるものでした・・・。
ちなみに業者によると、今回のアプリのように少額でもお金のやりとりがからむと、資金決済法?みたいな法律に引っかかってしまい、許認可手続きが必要になるそうです。しかも許認可が下りるのは、銀行とかの金融機関がメイン。メルカリも認可されてるみたいですね。
とにもかくにも、見積とったし、担当者も乗り気だったし、電話での面談をすることにしました。
・対応が一転!! 今度は塩対応
サイトで予約した日時に、担当者から電話がかかってきました。
これまでの担当者とは違って、今回の案件を審査する感じのヒトでした。
担当者「初めまして。今回の依頼の内容は、他の者より伺っています。」
僕 「はじめまして。宜しくお願い致します。」
5分くらい、改めて依頼内容の確認をしました。
担当者「それで、見積の金額はいくらですか?」
僕 「高くて525万円、安くて300万円です。」
担当者「ちょっと厳しいですね。」
僕(の心の声)「やっぱり・・・。」
担当者「クラウドファンディングやっても、お金はそんなに集まりませんよ。」
「あんまり、バズるテーマじゃないですし、そんなに関心を集めないと思います。」
僕(の心の声) 「そんな言い方って・・・。最初は乗り気だったよね?」
僕 「じゃ、レディーフォーでは出来ないんですか?」
担当者「やりません。やりたければ、お金持ってるヒトに出資してもらえばいいじゃないですか?」
僕(の心の声)「それが出来ないから、相談してんだけど(怒)。」
僕 「分かりました。もう結構です。」
という感じで面談は終了。
文字では伝わりにくいのですが、かなり感じの悪いヒトでした。
確かに金額が高いし、バズらないのは分かるのですが、最初に煽ってきたのは、レディーフォーの方なのにと思いつつ、僕の挑戦は終了。
しかし、アプリの業者とも知り合いになれたし、資金決済法?とやらも学ぶことが出来たし、良い経験になりました。
長文、失礼いたしました。