Pちゃんです。
言語聴覚士(ST)の実習について、以前、当ブログで書きました。
思ったより反響があったのと、前回のブログで書ききれなかった点を書いていきたいと思います。
まず実習で、苦労する(と思われる)のが、毎日のレポート提出(デイリーノート)です。
僕は、実習先のスーパーバイザー(SV)が丁寧に指導してくれたので、そんなに苦ではなかったのですが、たいていのヒトは苦労するらしいです。
レポートに記載する内容は、実習先によって違うと思いますが、だいたい、見学した患者さんの感想や反省点くらいだと思います。しかも、毎日、提出しなければならないので、これが負担になると思います。
実際に臨床に出ると、カルテはSOAPで書くことがほとんどなので、ぶっちゃけ、実習レポートって、意味ないと思います。
はっきり言います、臨床では、何の役にも立ちません。
SOAPでのカルテの書き方を教えてもらった方が、はるかに有意義です。
次に苦労するのが、症例報告書です。
これもはっきり言います。役に立ちません。
僕は日本語で1本、英語で2本の論文を書きました。そのうち、1本はimpact factorも付いてます。これらの論文を書くにあたって、実習での症例報告書の経験は役に立ちませんでした。
そもそも多くのSVが、論文を書いてません。
養成校の先生でも、論文を書いたことがあるヒトは少ないと思います。
だから、ろくに教えてももらえない。というか教えられないSVがほとんどだと感じます。
仕方なく卒業生の症例報告書をパクって、適当に終わらせるというヒトが多い。
これが実態だと思います。
実習後に開催される症例報告会、これも意味ないです。
STだけでなく、理学療法士(PT)の養成校の症例報告会も見たことがありますが、どこの学生も共通しているのが、抄録がA3、内容は症例報告書のコピペ。
症例報告会って、多分、学会発表を意識したカリキュラムだと思いますが・・・。
学会発表の抄録って、600~800字、多くても1000字程度で内容をまとめなきゃいけないんです。限られた文字数の中で、いかにうまく内容を伝えるのかが大事なのに、A3の大きな紙に症例報告書のコピペって・・・。
まあ、養成校のカリキュラムなんて、そんなもんだと思います。
なんか、批判ばかりですみません。
あと、実習は1日or2日くらいなら、ズル休みができるそうです。
僕は休みませんでしたけど、同級生は「体調悪い。」って噓ついて、ズル休みしたそうです。SVも分かっているので、1日か2日のお休みは許容範囲みたいですね。
今回は、ここまで。
ありがとうございました。